背中が張る 原因は手??東洋医学と筋膜ラインで痛み改善
この記事はこんな方にオススメです
・腱鞘炎や手首の痛みを繰り返す
・肩こり首コリ
・ばね指やゴルフ肘・テニス肘・野球肘
・猫背
最近、背中が張って息がしづらい時があるんです。
何かケアはしていますか?
背中を伸ばしたりストレッチはしています。
一時的には良くなるんですが、すぐ繰り返してしまって。
もしかしたら、いま辛い場所に原因はないのかもしれません。
筋膜ラインと言って東洋医学で言う経筋にも似ているのですが、体にはつながりがあります。手首の凝りを解消したら肩こりがなくなったなんてことも少なくありませんので、是非今回の話を参考にしてみてください。
背中が張る 東洋医学で痛みケア
今回は手首や肘の腱鞘炎や肩の痛み、
姿勢の維持まで幅広く使える
手の親指のつながりについて
お話をしていこうと思います。
この繋がりが見えてくると
一見別々の問題に見えるものが
実は繋がって起こっているんだ
ということが分かってきます。
今からお伝えするのは
経筋と言って、
東洋医学で言うところの
筋肉の連動のようなものなんですね
この連結は筋膜ラインで有名な
アナトミートレインに非常に
酷似している部分もあるので、
一緒に学んでいただければなと思います。
過去の症例ですが、
腱鞘炎のように親指のあたりとか
手首が痛いという場合
その場所だけ治療をしていたり
ほぐしたりしても
なかなか痛みがとれなかったりします。
筋肉の繋がりを使っていくと
同じ親指の痛みでも
辿った先には肩がつらかったり
肘に負担がかかっていたり
あるいは呼吸が浅くなっていて
姿勢がキープできていないから
と言うような原因がいろいろ分かったりするんですね。
そういった原因から
アプローチをすることによって
結果的にこの手首の痛みを
とっていくような使い方ができるんです。
そこで今回はこのラインが
どうつながっているのか
治療ポイントはどこなのか
これをまず解説していきます
手の太陰経筋とフロントアームライン
まず親指から
どうつながっているのかについて
お話をしていきます
親指から肩甲骨・首・顔の横まで
つながる「手の太陰経筋」
アナトミートレインで言うと
「フロントアームライン」についてお話をします
僕は普段、患者さんに筋膜で
説明する事が多いので
この動画も筋膜ラインで説明していきます。
親指から肩甲骨につながる
といっても一気につながる
わけではなくて
中継ポイントをいくつか
経由しながらつながっていくんですね
まず、親指の外側を通って
手首外側に繋ぎます。
そこから前腕の表側を通って肘の内側に繋ぎ
さらに、力こぶの方を通り脇の下から烏口突起に繋がります。
この烏口突起と言うのは肩甲骨の出っ張りで、肩のくぼみの奥にあります。
この繋がるところが、
先ほどお話しした中継ポイントですね
ここが同時に治療ポイントにもなるところです
そして更にそこから背中の方に回るものだったり
胸の方に行くラインというふうに分かれていきます
最終的には
みぞおちのあたりで広がって
肋骨を支えているという形になるんですね
手から肩首回りの不調 治療ポイントは?
じゃあこのラインのポイントは
どこに
そして何に
効くのかについて解説をしていきます
まず治療ポイントですね
それぞれのルート上に
繋ぐポイントがあります
そこが治療ポイントになりますので
治療ポイント・セルフケア
の方法を一緒に解説します。
親指から肩甲骨まで繋がるルート
なんですが
治療ポイントになるところは7つあります
1つ目はまず親指の外側ですね
2つ目は親指の筋肉、母指球筋
3つ目は手首の骨の真ん中部分、格闘技やっている人ならわかると思うんですが掌底打ちするところです。
4つ目は肘の内側、専門用語ですが橈骨粗面や円回内筋がある場所です
5つ目は力こぶの筋肉、ここは摘まんだ状態で動かすと動きやすくなります。
6つ目は肩の出っ張り分部、上腕骨骨頭ですね
7つ目は胸の付け根、烏口突起部になります
基本的な治療ポイントは
今お伝えした7つのポイントで
補足ポイントは胸の下側や
肋骨部分・背中側の広背筋部分があったりします。
腱鞘炎・ばね指・肘を捻る動作の痛みも効果的!例えば・・
この治療法がどんな問題に使えるのか
ということなんですが
例えば、
親指の腱鞘炎やばね指
なんかにも効果的です
ゴルフ肘・テニス肘・野球肘
のような肘を捻る動作の改善にも効果的です。
他にはこのラインは、
猫背の解消に繋がるので
背中の張り感や呼吸が浅い人の改善
にもつながるので、自律神経が
乱れがちの人にも効果を発揮します。
また、この他には、
腰や足のラインにも関係するので、
痛みが改善する事も多々あります
さて、いかがだったでしょうか
つながりが見えてくると
手首の痛みや首こりといった
一見、別々の問題に見えるものが
実はつながって起こる問題なんだ
ということが分かっていただけたと思います。
なのでその部分だけを
ケアするんじゃなくて
症状の根っこにある部分を
アプローチしてみて下さい
また次回お会いしましょう
合わせて読みたい
コメント