便秘 自分の便秘タイプ知ってますか?便秘改善

排便健康

便秘 自分の便秘タイプ知ってますか?便秘改善

この記事をオススメする人!

・便秘
・便意がなかなかない
・腹痛
・便秘を下痢を繰り返す

この記事で得られる効果!

・体質改善
・生活の見直し
・便秘の改善



便秘 そもそも便って何?

便って何

便秘を改善するには
便について正しく知識を得ることが
必要になります。
どうやって便がつくられるのか、
仕組みを見てみましょう。

健康な人の場合、体の80%は水分です。
残り20%の内、1/3が食べ物のカス、
1/3が生きた腸内細菌、
残りの1/3が腸粘膜の剥がれ落ちたものです。

このうち大切な物は腸内細菌。
乾燥した便1gに約1兆個もの
腸内細菌が含まれていると言われています。

腸内細菌を増やしましょう!

とよく言われますが
なぜかというと腸内の細菌が
身体の健康に大きく貢献している為です。

腸内細菌は
「善玉菌」
「悪玉菌」
「日和見菌」
の3種類に分けられます。

『善玉菌』
悪玉菌の侵入や増殖を防ぐ、
腸の運動を促す

『悪玉菌』
腸内の内容物を腐らせ、
有害物質を発生させる

『日和見菌』
善玉菌が優勢時は善玉菌寄り、
悪玉菌優勢時は悪玉菌よりになる。

と言われています。
健康な人は腸内の菌のバランスが
一定に保たれています。

便にはこのような腸内細菌が
含まれ人の健康状態がわかります。
理想の便はバナナのような形、
量はバナナ2~3本分くらいで
臭いが少なく硬さは練り歯磨き程度、
すんなり出て水に浮くくらいの軽さが
ベストとされています。

このような状態が腸内の菌のバランスが
取れていて健康な状態だと言えるでしょう。

反対にガチガチだったりコロコロの
硬い便、逆に水溶性の便、
細長かったり、緩い状態であれば
腸内の菌のバランスが取れてなかったり
ストレスなどの影響で腸の動きが
鈍くなったりしていることを疑いましょう。

便秘ではなく別の疾患だったりする
可能性もありますので気になる場合は早めの受診を!

便秘の原因は?なぜおこるの?

排便

一般的に便が出ない状態のことを
便秘といいますね。

一概に便が出ないと言っても人それぞれです。

一週間出てなくてもそれほど気に
ならない人、一日出ないだけで
お腹が張って苦しいという人、
日本の内科学会の定義から言えば
便秘とは、「3日以上便が出ない状態」
とされています。

この便秘、
一体なぜ起きてしまうのでしょう?
今回は「機能性便秘」と「器質性」
の2種で原因を考えていきましょう。

『機能性便秘』

腸の形は問題ないが、
便が作られる過程や排便の仕組みに
障害がある便秘です。
機能性便秘には
次の3つのタイプがあります。

・弛緩性便秘

大腸の運動低下で起こる便秘。
腸管の緊張が緩み便を押し出す
ぜん動運動が十分でない為、
大腸内に便が溜まる。
結果、
便から水分が無くなり硬くなる。
便秘の中で頻度が最も高い。

・痙攣性便秘

副交感神経が過度に興奮する
ことによって腸管が緊張し、
便が上手く運ばれない。
ウサギの糞のように
コロコロした便になる。
精神的ストレスや過敏性腸症候群などが原因。

・直腸性便秘

便が直腸に到達しても
脳へ排便のサインが起きず
直腸に便が滞ってしまう状態。
排便を我慢することが原因
となる事が多く、高齢者や寝たきりの人に多い。

『器質性便秘』

こちらは、大腸の炎症、癌、
手術後の癒着などが原因で
消化器官に通過障害が
起こってしまっているケース。
便の通り道が狭くなったり
などが原因の便秘。
血便、激しい腹痛、嘔吐などがあれば病因で診察を!!

便秘の時に起きる症状

便秘での症状

・腹部膨満感
・腹痛(S状結腸部分に多い)
・ガスがたまる
・食欲不振
・吐き気
・肌トラブル
・イライラ、不眠などの精神症状
・頭痛
・肩こり
・痔

便秘はさまざまな健康リスクを伴います。

便秘解消のポイント【腸はリズムを大切にする臓器】

様々な健康リスクを伴う可能性
のある便秘どうすれば解消できるのでしょう?

これまで書いてきましたが
便秘の原因は大腸内のトラブルにあります。

つまり大腸の中に食べたものの
カスが何日も滞ったり、
水分が腸壁に過剰に吸収され、
便が硬くなってしまったりして
大腸そのものの動きが弱まってしまう
ことが原因で便秘が起き、
沢山のトラブルの原因となっているのです。

逆に大腸の健康を保ちさえすれば便秘は改善できるということになります。

頭に置いておきたいことは、
「腸はリズムを大切にする臓器である」
ということ。

よく旅行など生活リズムが変わると
便秘になるという方がいますよね。
それは通常の日々と異なる環境のため、
食事の時間、睡眠の時間などが
変わってしまい、体内リズムが
乱れてしまったことが原因です。
つまり、不規則な生活が続くと
腸のリズムが乱れ働きが弱まってしまうのです。

便秘を解消したいと思ったら、
まず生活習慣をキチンと見直しましょう。

日常的にストレスを感じている人も
自律神経のバランスが乱れやすくなり
腸の動きが鈍くなってしまう事が
多くありますのでご注意を
ストレスを溜めず、心身ともに
規則正しい生活を送る事が便秘解消の一歩なのです。

どんなに便秘でも直腸まで便が来ないと便意は来ない

便意がこない

便が肛門に達すると
便意はどのように起こるのでしょう?

腸の動きは自律神経によって
支配さています。

大腸はぜん動運動を起こすことで
便を体外へ送りだすのですが、
ぜん動運動のスイッチはどこで入るか?

実は食事をして胃に物が入ると、
その刺激で大腸のぜん動運動が
はじまるのです。
これを『胃・結腸反射』といいます。
S字結腸に届いた便は
直腸へ送られます。
直腸の壁に便が押し付けられる
刺激によって肛門括約筋が緩み、
同時に便が来たと大脳にサインが
伝わり大脳からの指令で
便意が起こるという仕組みになっています。

いつまでたっても便意がない・・
と感じる方は直腸に便が送られてくる前でトラブルがあるのかもしれません。

便秘の対策と予防

便秘の薬

それでは便秘になった時
どのように対処したらより効果的か、
また便秘にならないための
予防法や心掛けを、
3つの観点から考えてみます。
『運動・マッサージ』『食べ物』『薬』です。

『運動・マッサージ』

ほとんどの場合便秘は
運動不足から起こりがちです。
特に体力や筋力が低下したことに
よって起こる『弛緩性便秘』
このタイプの人は日常的に
運動する習慣を取り入れるだけで
症状を軽減しやすくなります。

便秘に一番関わりのある筋肉は腹筋、
腹筋が衰えると便をスムーズに
押し出す力が弱まります。
また腹筋の弱まりは
腸の緊張が低下して、
ぜん動運動も弱まってしまうのです。

腹筋運動は腹部の血行を促進し、
胃腸の働きもよくなり、
自律神経にも作用して
排便を促してくれます。
日常的に腹筋を鍛えることを意識してみましょう。

しかし、
特別に筋トレをする必要はありません。
仰向けになった時に
両手を頭の後ろで組み、
ゆっくり息を吐きながら
つま先を見るようにして
頭を少しだけ起こします。

この時お腹をできるだけ薄く
引きしめるよう意識してみてください。
5秒位したらまた頭を元の位置へ!
毎日10回程度続けることで
適度に腹筋を鍛えることができます。
ゆっくりの時に『ながら』で
良いので隙間時間にでも試してみてくださいね。

勿論、ウォーキング、水泳、
ヨガなどの全身運動もお勧めです。
適度に筋肉を鍛え排便の力を養いましょう。

腹部マッサージも便秘には
効果アリです。
腸を刺激し排便を促すことが期待できます。

仰向けになり両手の人差し指から
薬指の4本を使い、おへその周囲を
時計回りにマッサージします。
ひらがなの「の」の字を描くように
30回ほど、ゆっくりマッサージしましょう。

寝る前のリラックス時や
入浴後身体がポカポカの時に
行うのがお勧めです。

また、便秘で苦しい時は
便秘に効くツボを刺激
してみるのも良いでしょう。
お腹が張って苦しい時は、
手首にある「間使(かんし)」
のツボを押してみてください。

場所は腕の内側の手首から
指4本分上、左右両方にあります。
親指をツボに当て、残りのゆびで
腕を支えるようにしながら2~3分
ずつゆっくり揉んでみてください。
次第に腸の動きが活発になってくるはずです。

寒さや冷えがストレスとなって
交感神経が優位になりすぎることで
腸の活動が衰え便秘になっている
ことも考えられます。
冷えが気になる人は
使い捨てカイロを使ったり、
重ね着をしたりして冷えを防ぐよう心がけましょう。

『食べ物』

便秘対策には食べ物も大切な要因です。
特に便秘になりがちな人は、
食生活も見直していくことが必要です。

①食物繊維と水分を十分摂る
食物繊維は腸のぜん動運動を活発
にし、便を排出しやすくします。
穀物、イモ類、豆類、ひじき、
寒天、果物など、食物繊維を豊富に
含む食品をしっかり摂りましょう。
また、水分の摂取量が少ないと
便が硬くなり排出しにくくなります。
こまめな水分摂取も意識してください。
特に朝、水や牛乳などの水分を
コップ1杯摂る習慣づけをすると
腸も目覚め、活発に動きだすようになります。

②腸内環境を整える食品を摂る
排便は腸内環境のバロメーター。
腸内環境が整っていると、
便の状態も良くなります。
日頃から腸内環境をよくする
食品を意識して摂るようにしましょう。

乳酸菌やビフィズス菌を含む
ヨーグルト、納豆などの発酵食品、
ビフィズス菌など善玉菌の餌になる
オリゴ糖は腸内環境を整え便秘改善に一役買ってくれます。

③極端なダイエットはNGです
バランスの取れた食生活を
キープしましょう。
痩せたいと思って極端に
食事量を減らすことで
食物繊維や水分不足になりがち。
便の量が減り硬くなってしまいます。

ダイエットの為に油を控えると
便の滑りが悪くなり
ますます出にくくなってしまいます。
皮膚トラブルの原因にもなりますし、
膨満感で苦しむこともあります。
ダイエットを行ってるはずなのに、
かえって美容と健康に害を及ぼす
ことも少なくありません。
極端なダイエットは避け、
バランスの取れた食生活を意識しましょう。

④食事のリズムを整える
朝、昼、晩の食事をキチンと摂って
内臓の働くリズムを整えることも
便秘改善にはとても大切です。
なるべく毎日同じ時間帯に
食事をとるようにして
体内リズムを一定に保つことを心掛けましょう。

『薬』

お薬は最後の最後の頼みの綱です。
便秘薬を日常的に使用すると
腸の働きが鈍くなり、
お薬がないと排便できない状態になりかねません。

先ほどお伝えしている
痙攣性便秘は下剤の乱用が
原因となっていることもあります。
便秘薬を使って激しい下痢や
腹痛が起きる場合は早めに医師の診断を受けましょう。

便秘薬にはメカニズムの違いで
以下の4種類に分けられます。
(1)塩類下剤-腸管内に水分を呼び込み、腸のぜん動運動を促進する

(2)膨張性下剤-薬剤が腸管内の水分を吸収して膨張。大腸に刺激を与えてぜん動運動を促す

(3)浸潤性下剤-水分を吸着させる界面活性作用によって便を柔らかくし、排便を促す

(4)刺激性下剤-大腸に刺激を与えて動きを活発にさせる。また、腸壁からの水分を促し、便を柔らかくする

先ほどお伝えした通り、
同じ下剤を長期間連続して使用
することにより腸の筋力が低下する
ことがあるので注意が必要です。
医師、薬剤師に必ず相談することをお勧めします。

漢方や生薬を使用した
便秘薬もあります。
漢方は腸の働き全体を整え
症状を改善してきますので
西洋医学で用いられるお薬とも
効き方がちがってきます。
漢方の他にもサプリメントなどの
服用も対策、予防としては効果的です。
食生活が乱れがちな時や
偏った食事の多い方など
利用するとよいでしょう。
あくまでもサプリメントは
通常の食生活を補うものであることはお忘れなく。。。

まとめ

とにかく便秘を解消する為に
最も大切なのは、
バランスの良い食生活と
適度な運動そして生活リズムです。
どれかがバランスを崩すこと
によって誰にでも便秘になる
可能性があるということです。

便秘に悩んでいる人はまず、
食事や運動など、生活習慣を
振り返ってみるところから始めてみましょう。

それでも続いて治らない場合は
市販の下剤、漢方などまずは
最小量から摂取してみてください。
習慣的に服用すると
やがて身体が慣れてしまい
効かなくなってしまいます。
効き目が悪くなってきたという人は
早めに医師に相談してください。

また便秘症状が続いて下痢,
軟便を繰り返したり、
腹部膨満感がひどい、
肩こりや頭痛、吐き気などの症状が
並行するようであれば市販薬に
頼る前に病院へ行きましょう。
便秘と侮っていて、
大病が隠れていることもあるのです。

便秘は一般的に多く見られる症状です。
特に女性に多く日常的に
便秘薬を服用している方も多くいます。
しかし、生活習慣を見直すことで
自然なスッキリとした排便が
やはり一番大切だということです。

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