ファスティングのメリットを徹底分析
この記事をオススメする人!
・ファスティングって大丈夫なの?と疑問がある
・健康的に痩せたい
・短期間で体重を落としたい人
・日頃添加物の多い食事をとっている人
この記事で得られる効果!
・ファスティングのメリット・デメリットが分かる
・ファスティングでの失敗がなくなる
・健康的に短期間で痩せられる
・断食時のしんどいがなくなる
ファスティングに興味があるけど・・・何日も食べないって大丈夫なの?
食べないということは胃腸を休めるだけではなく、日頃体に取り入れてしまった体に良くないものをデトックスする解毒作用もあります。
ファスティングをする事によって免疫力もあがります。
良い事だらけです。
耐えられるか不安。
断食中は全くカロリーを摂取しないわけではありません。
空腹も上手にコントロールする方法があるんですよ。
まずはファスティングのメリットを知る事から始めましょう!
ファスティングとは自発的な断食
『ファスティング(Fasting)』とは、
英語で絶食する事を意味します。
勘違いしてほしくないのは、
断食は飢え(飢餓)とは違います。
飢餓とは自分の意志とは異なり
食事ができない、不本意な食の欠如です。
この場合、
次の食事がいつ摂れるか
わからない状態にあることになります。
断食は精神的、健康的、また
その他の理由で行われる
あくまでも自発的な行為です。
ファスティングは本来の自己免疫力の回復を助ける
実は、断食とは人類史上最も古くからの
伝統的な健康法の一つでした。
この健康法は古くから様々な
文化や宗教により実践されてきました。
昔の人々の中には
自然療法による治療が可能であると
信じている人も少なくありませんでした。
なぜなら、
ほとんどの動物と同様に
人間も病気になると
食欲がなくなり食が細くなったり
食事を抜いたりしますよね。
これは身体が本能的に
自然治癒力を発動させる為でしょう。
この感覚は、
どなたも一度は経験しているのではないでしょうか?
例えば、
インフルエンザや風邪などで
調子の悪い時さはほど
食欲がないことが多いかと思います。
今でも野生の動物のほとんどが
自身の自然の治癒能力や排泄、
排毒などで生きています。
そうでないと生きてはいけません。
しかし、現代人はどうでしょう?
昔と違って近年は、
食事、空気、水、住まいなど、
いずれもかなりの確率で
有害物質を避けては通れない時代にあります。
知らず知らずのうちに
体内に毒素を溜めてしまう環境にあるんです。
特に食事は毎日摂るもので、
分解、消化、吸収、解毒といった
代謝は、消化器官や肝臓といった
内臓を傷付け、本来の機能を低下させる原因になります。
ファスティングとは、
溜め込んだ毒素による
内臓への負担を取り除くことで
消化吸収、解毒、排毒機能を高め
身体機能の回復を目指すものなのです。
それによって付加してくる効果も現在かなり認められています。
古来からある健康法とはいえ、
その効果は現代の科学的にも実証されています。
ファスティングによって
「免疫システムが再生する」こと、
2016年にノーベル生理学賞を取った
「オートファジーの解明」です。
多くの方がファスティング(断食)
によって健康を取り戻した理由が、
これらから十分に説明がつきます。
ファスティングの効果 大学の研究でも明らかに
LAの南カルフォルニア大学の
研究チームによると、
周期的に長期の断食、
つまり続けて2~4日間食べないように
することは、免疫障害のある方には
特に顕著に免疫システムを損傷から守り、
それだけではなく免疫システムの再生を
促すことが明らかにされました。
被検体の身体は古い免疫細胞を
「リサイクル」し、それによって
古いものに置き換えるための
新しい免疫細胞の生成を誘発したということです。
長い間に、免疫細胞が疲れ切り、
本来の免疫機能が働いていない可能性があります。
以前は、この問題を克服する方法は
幹細胞の治療以外にはほとんどない。
と考えられていました。
しかしこの最新の研究によると、
周期的に絶食することで
体内の再生スイッチのようなものが
オンにされ、造血幹細胞のために
シグナリング経路を変造し、
血液と免疫の両方を作り出されるということが明らかにされたのです。
ファスティングによって免疫システムが
再生されるということが明らかになったわけです。
ファスティング 5つのメリット
腸内環境改善効果
人の腸内には
数百〜数千種類の腸内細菌が
約100兆〜1000兆個も生息
しており、重さにして
約2kgあると言われています。
また、免疫細胞の約7割が
腸にあるとも言われています。
この腸内細菌によって
私たちの健康状態は大きく左右されているのです。
この中には悪玉菌も生息しており、
身体全体の免疫力を低下させ、
風邪や胃腸炎への感染率を高めたり、
有毒物質から発がん性物質を作り出すこともあります。
よって腸内に悪玉菌が増えれば
善玉菌が自然と減少し、
悪玉菌優勢の腸内環境になります。
その結果便秘や下痢だけでなく、
身体全体に様々な不調が生じることになるのです。
健康を保つ為には
免疫力を落とさないことが一番ですが、
その為には腸内環境を整える事が大切です。
腸内環境の改善には食事内容はとても大切です。
消化が不十分な食事は
腸で不排便となり悪玉菌の餌となります
悪玉菌は肉類のタンパク質やアミノ酸、
砂糖を餌に生育し有害物質を放出します。
その結果、
腸内環境は悪化し下痢や便秘
といった症状を引き起こしてしまいます。
また、食物繊維が少ない食事も
悪玉菌の働きを高めてしまいます。
食物繊維は腸内の腐敗物を吸収し、
善玉菌の働きを高める効果があります。
よって食物繊維を摂取しなければ
善玉菌を増やすことが難しく、
悪玉菌優勢の腸内環境が形成されていってしまうのです。
善玉菌の一種である
乳酸菌やビフィズス菌を含む発酵食品や
食物繊維の豊富な野菜などを
日頃の食生活に取り入れ善玉菌を増やしていきましょう。
しかし、残念なことに食事の改善
だけでは不十分なんです。
精神面、ストレスでも
悪玉菌は増えてしまいます。
特にストレスを溜め込むと
自律神経にまで影響が現れます。
すると胃酸の分泌が抑制され
胃は従来の働きができなくなり
消化不良を起こしてしまいます。
その結果、
腸に腐敗物が蓄積され、
悪玉菌の増殖を促してしまいます。
精神面の健康は腸内の健康にも必要です。
そこでファスティングです。
ストレスによる消化不良なんて
自分ではどうすることも出来ません。
せっかく体に良い食事を考えて
食べていても消化不良まではフォローするのは難しい。
ならば、食べ物を消化させる働きを
お休みさせてあげましょう。
内臓の負担が減ると、
今まで後回しにしてしまっていた
毒素の分解や排出が始まります。
一度、デトックスする事で
腸内環境はリセットされ
本来の力が戻ってきます。
ダイエット効果
ファスティング中は、
摂取エネルギーが大幅にダウンします。
食事による摂取エネルギーが
活動エネルギーを下回ると、
体内でエネルギーがマイナスになります。
すると体内に一定量蓄えられている
糖質をメインにしたエネルギーを
使うように体は自動的に変換します。
その糖質の貯蔵エネルギーにも
限りがある為、使い切ると
体内に貯蔵されている
脂肪を燃焼させてエネルギーを作るようになります。
主なエネルギーが
糖質から脂質へと切り替わるので
脂肪を燃焼し体重も減っていき
ダイエット効果に繋がるということです。
貯蔵エネルギーは、
肝臓と筋肉に貯蔵されている
グリコーゲン(多数のブドウ糖がつながった分子)です。
肝臓に約300~400kcal程度、
筋肉に約1,000kcal程度を蓄えています。
グリコーゲンは24時間分ぐらいしか
エネルギーを蓄えることができません。
グリコーゲンは短期的な
エネルギー貯蔵形態であるの対し、
脂肪は長期的で大量の貯蔵形態です。
太る仕組みが解れば、
体重はコントロールできます。
中性脂肪つまり脂肪細胞の増殖が
太る理由です。
では、どのようにして
中性脂肪はつくられていくのでしょう?
特にエネルギーが過剰になりやすいものは糖質です。
近年の食事情が影響しているのですが、
過剰な糖質が脂肪を増やしていきます。
糖質を摂ると胃腸で消化、
分解されてブドウ糖として吸収されます
ブドウ糖は血流に乗って全身へと運ばれ
筋肉や脳の活動エネルギーとして使われます。
過剰に摂取されたブドウ糖は、
すい臓から分泌される
インスリンというホルモンによって
貯蔵する仕組みがあります。
その貯蔵する場所が脂肪細胞という所です。
これが中性脂肪です。
利用されずに余ったブドウ糖は
筋肉も脳も受け取ってくれません。
そこでインスリンは
摂取したエネルギー源を捨てるのは
勿体ないと脂肪細胞へ貯蔵してしまうのです。
これこそ贅肉となり人が肥満になるメカニズムです。
過剰な糖質は避けましょう。
デトックス効果
デトックス(detox)とは、
体内に溜まった毒物を排出させることです。
現代は食べ過ぎにより
様々なものを身体に溜め込める状態です。
身体は排毒する能力
(老廃物、毒素、病原菌などの排出)
がありますが、過剰に入って来るため
追い付いていない状態の人が多いです。
人間の基本的な仕組みとしては、
吸収と排泄は同時に出来ないということ。
「吸収は排泄を阻害する」
と言われています。
つまり食べ過ぎで
消化吸収に気を取られていると
排泄がおろそかになってしまうということです。
暴飲暴食によって
身体が重くなり浮腫んだりして
尿や便が出にくくなるという経験はありませんか?
これは血液の中に
余剰物や老廃物が溜まり
血液が汚れている状態ということになります。
肌荒れやアトピー、
冷えなどのトラブルが起きやすくなります。
反対に食べない事は排泄を促すということです。
ファスティングをすると
水分しか身体に入れていない
にも関わらず吐く息が臭くなる、
黒い便が出る、目ヤニや痰が出る、
尿が濃くなるなど、排泄が活発になってきます。
これらの排泄は体内に溜まった
毒素を排出させる、デトックスということなのです。
デトックスの比率は、
便75%、尿20%、汗3%、爪と髪で1%と言われています。
便秘で便が出ない状態というのは、
それだけデトックスが行われていないという状態です。
(ただし、ファスティング中は、食自体が無いので排便が極端に減ります。)
酵素活性効果
酵素とは、
生体で起こる化学反応に対して
触媒として機能する分子です。
酵素は生物が物質を消化する段階
から吸収・分布・代謝・排泄に至るまで
あらゆる過程に関与しており、
生体が物質を変化させて利用するのに欠かせません。
ファスティング中は、
「吸収を抑え、排泄が活性する状態」
と先に伝えましたが、
これは体内の酵素活性の違いと表現できます。
酵素は大きく分けて3つあります。
「消化酵素」「代謝酵素」が
人間の体内で活性するもので、
もう一つは食べ物に含まれる
「食物酵素」です。
ここでは人間の体内の酵素
についてお伝えしていきます。
消化酵素と代謝酵素は体内酵素と呼ばれており、働き方は異なります。
消化酵素とは、
その名の通り食べたものを
体が吸収しやすいように消化するためのもの。
たとえば、
お米などに含まれるデンプンを
分解するのはアミラーゼ、
肉などのたんぱく質の分解は
プロテアーゼ、脂肪の分解には
リパーゼという酵素が働いています。
これら消化酵素の働きにより、
分解された栄養素は小腸で吸収され、
体のためのエネルギーとなります。
代謝酵素とは、
消化酵素によって
栄養素がエネルギーになったら、
それを体の中で働かせるのが代謝酵素です。
運動、呼吸、脳での思考、
老廃物の排出、ウィルスと戦う、
肌の新陳代謝など、
人間の生命活動のあらゆるシーンで
無数の代謝酵素が働いています。
ファスティングにより酵素活性が促されます。
ホルモンバランス
ホルモンとは、
体内で合成・分泌されて、体液、
血液にのって身体の中を循環し、
様々な器官で効果を発揮するものです。
ホルモンの種類は100以上あり、
メラトニン、甲状腺ホルモン、
インスリン、コルチゾール、テストステロンなどがあります。
日頃の乱れた食事は
ホルモンバランスを崩す要因になり、
太りやすくなったり、
皮膚が荒れてしまったり
精神的にも安定しなくなってしまいます。
ファスティングを行うと
ホルモンの感受性が高まり
ホルモンバランスの安定、
症状の緩和や改善にむかっていきます。
コルチゾール(副腎皮質ホルモン):不足で肌荒れ、アトピー、じんましんなど
エストロゲン(卵巣):女性らしい身体、美肌、自律神経
インスリン(すい臓):太りやすい、糖尿病
美容効果
これまで書いてきた通り
様々な効果が重なると
自然と美容効果が期待できます。
ファスティングにより、
腸内環境が整い、肌荒れ改善へ。
今まで過剰に摂取してきた
糖質を減らすことで、
体内に溜め込んできた脂肪や
腸内にに残っている老廃物を
取り除くことが出来、健康的にダイエットに。
ホルモンバランスが整ってくると
肌荒れがしていた、太りやすくなったいた、
自律神経が乱れ気味だったものが
改善され圧倒的な美容効果が出てきます。
ファスティングには様々なメリットがあります。
ですが、効果が大きい為に
自己判断でのファスティングは
おススメ出来ません。
ファスティングを行う時は正しい知識を得てからにしましょう。
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